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【アロマテラピー】五感を刺激!生活に色々つかえる香り自然の恵み

【アロマテラピー】

五感を刺激!生活に色々つかえる香り自然の恵み

UnsplashAnshu Aが撮影した写真

アロマテラピーとは

植物精油や植物油などを用いた健康管理法および療法の事を言います。

 

「アロマテラピー」と言う言葉はフランス人科学者のルネ=モーリス・ガットフォセが作った造語です。
フランスではアロマテラピーを治療の一環として利用し、今でも代替療法のひとつとして使われています。

Green&Smileのホームグリーンテラピーでは簡単に取り入れられる精油の使い方を紹介していきます。

 

国によるアロマテラピーの違い

「アロマテラピー」と「アロマセラピー」何が違うのかと思ったことありませんか。
どちらもお同じ「アロマテラピー(セラピー)」ですが、入ってきた国によって呼び方と使いかたが少し異なります。

  
Image by jacqueline macou from Pixabay   Image by Dean Moriarty from Pixabay

 

現在日本で行われているアロマテラピーは大きく分けて2つあります。

【イギリス式のアロマテラピー】
日本では主に精油濃度~1%以内で使用します。
美容やリラクゼーションを中心に精油を植物油などで低濃度に希釈しリラクゼーションを目的としたトリートメントのためのオイルとしての使用が中心です。

【フランス式のアロマテラピー】
精油濃度は1%~高濃度まで使用します。
皮膚塗布や経口摂取、座薬、吸入などの方法で使用します。
医師によって症状や病気、患者の体質に合わせてアロマが処方されます。

Image by Dean Moriarty from Pixabay

日本では「アロマテラピー」といえばリラクゼーションを目的としたアロマテラピーとなりますが。
不快症状の緩和を目的としたメディカルアロマテラピーも使われています。

ただし、日本では医療行為として認められておらず、あくまで自己責任のもとに使用するものとなります。

また、安全性を考慮してエッセンシャルオイルの経口摂取(内服)は避けるべきとの考えが主流となっており、G&Sでもお勧めいたしません。

多様な使い方ができますが、何の予備知識を持たずに実践するとトラブルを引き起こす可能性がありますので、
精油を使用するときには、使用する精油の特徴を知っておきましょう。

Image by Tumisu from Pixabay

アロマテラピーはどんな仕組みで身体に影響を与えるのか

「アロマテラピーってどうやって身体に影響するの?」
精油をどう使うのかによって身体に与える影響も異なってきます。
日本での使用方法では精油は二通りの方法で身体に作用していきます。

私達は、気温や湿度の変化や多くの最近・ウィルスなど、外界の様々な変化や外敵に日々さらされています。
外界が変化しても体内の状態を安定的に維持することを「ホメオスタシス」=「恒常性の維持」といいます。

恒常性を維持するために、内分泌系・免疫系・神経系が連携してはたらき、維持できなくなることは不調や病気に繋がります。

Image by mitchf1 from Pixabay

 

「香り」の身体への影響は、「嗅いだ時」と「身体に塗るなどして、芳香分子が身体に入った時」に大別して考えることができます。

【嗅いだ時】
嗅覚から脳を通して

鼻から取り込まれた芳香分子は嗅覚の受容体で受け止められ、神経伝達によって(電気信号:インパルスとなって)脳の大脳辺縁系に直接伝わり
自律神経や内分泌系、免疫系に影響を与えます。

香りは鼻から入り、臭上皮の粘膜のに溶け込み、臭細胞の臭毛でキャッチされた芳香分子は電気信号に変換されて扁桃体に伝わり、
さらに視床・視床下部に情報が伝達され、自律神経系・内分泌系・免疫系へと人体の生理機能に影響を与えます。
※嗅覚情報は大脳新皮質を経ずに、直接大脳辺縁系にもたらされます。

【身体に塗るなど】
皮膚塗布によって

皮膚塗布によって局所・全身に精油を塗布すると、塗布したその部位に作用します。
精油に含まれる芳香成分の一部は、皮膚から吸収され、血管に入り身体を巡って作用します。

Image by aferropro from Pixabay

 

精油とは

咲いている花の甘い香り、葉から香るフレッシュな香り。
精油として嗅ぐ香りとは少し違います。
精油とは植物のどんな成分でどうやって採取されているのでしょうか。

精油は植物から採れる香りのする成分(芳香分子)の集合体です。
芳香分子は植物自身が作り出したもので、植物の種類により、どこに蓄えられるかが異なります。

また、精油は植物から採れるものなので、同じ精油でも植物の生育地・気象条件・収穫される時期などにより成分や香りは少しずつ異なります。

以前購入した精油と同じ香りを求めても、微妙に香りが違うということはよくあります。

 

~アロマテラピーで用いる精油の条件~

・植物名・採油方法・採油部位が明らかであること
・成分の添加や除去を一切行っていないもの

Image by Matthias Böckel from Pixabay

 

~精油の3つの抽出方法~

【水蒸気蒸留法】
主に花・葉・枝などから芳香成分を抽出する方法

植物を入れた蒸留釜に水蒸気を通し、その植物の芳香成分を蒸気と一緒に取り出します。蒸気を冷やして液化させると、水よりも重く、水に溶けない芳香分子が上に集まり、水と分けることができる。
すべての芳香分子が溶けないわけではなく一部溶けた分子が入った水の層がハーブウォーターとなる。

【圧搾法】
主に果皮から抽出する方法

果皮を圧搾して芳香分子を抽出する方法

「低温圧搾」「常温圧搾」「冷圧搾」とよぶこともあります。

【有機溶剤抽出法】
有機溶剤を使用して芳香成分を抽出する方法

アロマテラピーではほとんど使用することはありませんが、ジャスミンやローズ(アブソリュート)がある。
アブソリュートと呼ばれるものは有機溶剤抽出法で抽出された精油です。

Image by hartono subagio from Pixabay

~精油の抽出部位~

精油は植物の様々な部分から抽出することができます。
主な抽出部位は、花・葉・枝・根・果皮で、同じ植物から採られる精油でも、使用している部位が異なると精油の名前も異なります。

例) 花:ネロリ
葉:プチグレン
果皮:ビターオレンジ

~精油の保管方法~

・直射日光の当たるところは避け、風通しの良い冷暗所に保管する
・遮光性のあるガラス瓶に入れ、立てて保管する
・使用後はしっかり蓋を閉める
・火気のあるそばには置かない
・ちいさな子どもやペットの手の届かない場所に保管する
・使用期限は半年~1年です。
※果皮から抽出されている精油は半年を目安に使い切ってください。

Image by Leopictures from Pixabay

~精油の濃度計算~

精油は一部原液で使用できる精油もありますが、ほとんどは溶液に希釈して使います。
そのため、精油の濃度を簡単に計算できるようにしておくととても便利です。

精油1滴・・・0.05ml   (1ml=20滴)
※精油瓶についているドロッパーから出した場合の1滴

溶液5mlに対して1滴=1%です。

Image by Pete Linforth from Pixabay

~精油選びのポイント~

精油を選ぶとき、どんな事に使いたいかで精油をセレクトしますが、一番大切なのは自分が良い香りだと思えること。
「~にいいみたいだから」と、期待出来る効果ばかりに目がいってしまって自分がいい香りだと思っていないのに選んでも意味がありません。

また不思議なもので、自分にとって必要な香りは「いい香り」と感じるものです。
今は「あまり好きではない」と思うものも、ある時嗅いでみると「いい香り」と感じることはすくなくありません。
その時の自分に必要な香りを選んでみてください。

 

 

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