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二十四節気【処暑】8月23日~9月7日(2025年) #7

二十四節気【処暑】8月23日~9月7日(2025年)

暑さを手放し、秋の風を迎えるとき

「処暑(しょしょ)」とは”暑さが止む”という意味。残暑はまだ厳しいものの、朝夕には涼しさを感じ始めます。虫の音が聞こえ、空の色も少しずつ秋めいてくる頃、自然界が静かに秋へとバトンタッチするこの時期は、ゆったりと深呼吸して季節の移ろいを感じてみましょう。

 

 

夏疲れを癒し、胃腸をいたわる養生

 

東洋医学では、季節ごとの体の状態と自然のリズムを重視します。

処暑の時期は、夏の疲れが出やすく、胃腸や肺の働きが弱りやすいと考えられています。

◆身体を整えるポイント◆

・この時期は「脾(ひ)」と「肺」に意識を向けることが大切です。

・冷たい飲みものや食べもので内臓が疲れやすく、消化機能が弱りがち。冷えを避け、胃腸を優しくいたわる食生活を心がけましょう。

・乾燥に備えて潤いを補う準備も始めると安心です。

 

ecoplay1によるPixabayからの画像

 

自然のリズムを感じる、健康ごはん

処暑の頃は、暑さと涼しさが入り混じる季節。身体を労わる食材を意識して、旬の食材でやさしく整えましょう

おすすめの食材◆

・梨:潤いを補い、咳を和らげる

・さつまいも:胃腸の働きを助け、エネルギー補給に

・きのこ類:免疫力アップ

・鶏肉・豚肉:気を補い、疲労回復に効果的い

 

◆養生レシピ◆

~白きくらげと鶏肉の蒸し煮~

材料:鶏もも肉…200g 白きくらげ(乾燥)…10g(戻しておく) にんじん…1/2本 しいたけ…2~3枚 酒…大さじ1 塩麹…大さじ1 こしょう少々

  1. 白きくらげは戻して食べやすい大きさに切る
  2. 鶏肉に塩麹をまぶして15分ほど置く
  3. 鍋に鶏肉と野菜、白きくらげ、酒を入れる
  4. 蓋をして弱火で15~20分蒸し煮にする
  5. 器に盛りつけて完成!

鶏肉のたんぱく質と白きくらげの潤いで、夏の疲れた体をやさしく整えます

食材の色や形を楽しみながら盛りつけて、アートとしても楽しめます。

 

MareefeによるPixabayからの画像

 

処暑を健やかに過ごす工夫

自然に寄り添う生活のヒント◆

処暑は夏の疲れが出やすい時期です。無理をせず、しっかり休養を取りましょう。

・夜は早めに寝て、朝は日の出とともに起きる

・涼しい時間に散歩や軽い運動をする

・秋の草花や自然の変化を観察する

・季節のリズムに合わせて、生活リズムを整える

・お気に入りの香りでリラックスする時間を作る

PexelsによるPixabayからの画像

自然のリズムで暮らしをととのえる

自然と調和しながら季節を楽しむことが、心と体の健康を育てます。

夏の疲れが残る処暑の頃も、自然のリズムに寄り添えば大丈夫。食事や休養、香りや植物と一緒に、心と体をやさしく整えていきましょう。