【啓蟄】3月5日~3月19日(2025年)
寒暖差が激しいこの時期は心身ともにリラックス
二十四節気の「啓蟄」は冬眠していた虫たちも目を覚ます暖かな陽気に日が多くなってくる時期ですが、
寒暖さが激しく自律神経が乱れやすい時期でもあります。
自律神経が乱れると肝や肺が弱り、憂鬱になったりイライラしたり気分が落ち着かかなくなります。
この時期は肝や肺をサポートする食べ物を積極的に摂ってみましょう。
【啓蟄に食べたいもの】
ー山菜ー
山菜といっても色々ありますが、タラの芽やふき、わらびなど苦みのあるものが良いでしょう。
苦みの成分でもある植物性アルカロイドは腎臓の機能をサポートし、新陳代謝や解毒作用を促してくれます。
この時期に多いアレルギー症状による炎症を抑えてくれる働きも期待できます。
Image by yukafujii from Pixabay
ー菊花茶ー
菊花茶も肝の働きをサポートしてくれます。
解毒作用があり、イライラやめまいにも効果があると言われています。
菊花茶はよく、目の疲れや充血に良いと言われていますが、リラックス効果もありますので仕事の合間に飲んでみてはいかがでしょうか。
カモミールに似た仄かな香りと味のお茶で、ティーポットの中に見える淡い黄色の菊が春を感じさせてくれます。
※菊科アレルギーの方は控えてください
Image by PurpleOwl from Pixabay
ーいちごー
実はいちごも肝を癒やしてくれます。
体内の熱を冷まし、喉の乾きや痛みにも良いと言われていますので乾燥しやすいこの時期は積極的に摂りたいフルーツの一つです。
身体に必要な潤いを補ってくれますが、余分な水分を尿として排出してくれます。
ただし、いちごは身体を冷やす食べ物ですので、冷え性の方などは食べる量に気を付けながら取り入れてください。
Image by Filip Filipović from Pixabay
【啓蟄の時期を気持ちよく過ごすために】
花粉症の人にとっては一番つらい時期でもある啓蟄の時期は、甘いものや水分の多いものを摂りすぎると鼻水や涙などが出やすくなりますので
控えるようにしてみてください。
また、暖かくなると動き出したくなりますが、自律神経が乱れやすいこの時期はリラックスして心身ともに休むことも必要です。
旬のものを取り入れた食事を摂り、お風呂でゆっくり過ごすなど養生してみてはいかがでしょうか。