【大寒】1月20日〜2月2日(2025年)
春はすごそこ!身体を温めて乗り切りましょう
一年のうちで最も寒さが厳しい一方で、春に向けた準備が始まるとも言われています。寒さ対策が最も大事な時期です。
大寒の厳しい寒さが続くと体の中を巡る『気』や『血』の流れが悪くなりがちです。
中医学では冬は、特に足や腰が冷えやすいと考えられているため、下半身をしっかり温めることが大切です。
東洋医学で、冬の臓である『腎』が影響を受けやすい季節とされています。『腎』は生命エネルギーの源で、成長や老化、体内のバランスを司る重要な臓器と考えられています。
この時期に『腎』をケアすることは、健康や美しさを保つためにとても大切です。
『腎』を補うためには、黒ゴマ、黒豆、昆布などの黒い食材や、生姜、ネギ、ニンニクを使った温かい料理を取り入れましょう。また、滋養強壮に良いとされる鶏肉や、山芋も効果的です。
『腎』を労り、体を温める習慣を取り入れて、寒い冬を健やかに過ごしましょう。
【腎を労わる】
東洋医学では、冬は「腎(じん)」の季節とされ、「腎」はせいめいエネルギーの貯蔵庫と考えられています。
「腎」は成長や老化、ホルモンバランス、水分代謝などに深く関わっており、この時期にケアをすることで、
春以降の体調にも良い影響を与えるとされています。
また、寒さで「気」や「血」の流れが滞りやすく、特に足腰の冷えに注意が必要です。
【腎を養う冬の食材】
「腎を補うには、黒い食材や体を温める食材を意識的に摂るのが効果的です。
*黒ゴマ、黒豆、昆布などの黒い食材:腎の機能を高めるとされています
*生姜、ねぎ、にんにく:体を芯から温め、巡りを良くします。
*鶏肉や山芋:滋養強壮に優れ、寒さに負けない体をつくります。
これらを使った煮込み料理屋スープなど、温かい料理で体の内側からぽかぽかにしましょう。
Green&Smileでは、日々の生活に取り入れやすい和漢膳を中心にフードセラピーを提案しています
Image by Markus Winkler from Pixabay
【正月の祝い納め ~二十日 正月~】
1月20日は正月に関する全ての行事の祝い納めです。
お正月料理に使ったぶりの骨や頭を煮て食べる風習から、「骨正月」とも言われています。
こうして寒さに負けず、心温まる時間を過ごすことで、体の内外から元気を引き出して、大寒を乗り越えた先には、
春の訪れが待っています。季節の変わり目を楽しみながら、健康と美しさを保つために、今の時期を大切に過ごしてください。
【冬を味方に、春を迎える準備を】
「大寒」は一年でもっとも厳しい寒さが訪れる時期ですが、内なるエネルギーを養う大切な時間でもあります。
東洋医学の知恵を暮らしに活かし、「腎」を労わる食事や習慣を取り入れて、心身ともに温かく過ごしましょう。
春の訪れを静かに待ちながら、自分自身を整える冬の時間を大切に。