二十四節気【寒露】2025年10月8日～10月22日
寒露とよばれるこの時期は、寒いところでは初氷や初霜が降りる季節といわれていますが、
近年の温暖化の影響か、10月に入っても昼間は半袖で過ごせる気温ですね。
とはいえ、朝晩は涼しくなり秋深まる気配がありますので、冬に向けて免疫力を高めていきましょう。
過ごしやすい季節は心身も安定しやすい時期です
段々と空気が澄んでくるこの季節は
寒露の時期は暑くもなく、寒くもなく過ごしやすい日が多くなり、健康な人はよく眠れたり、食事もちゃんととれて自律神経も安定してきます。
ただ、台風の発生も多くなる時期でもありますので、気圧の変化に敏感な方は片頭痛などが起こりやすくなりますので、体調の変化に気をつけましょう。
◆身体を整えるポイント◆
自然の甘味をうまく使って胃腸をケアしましょう。
秋は美味しい食べ物がたくさんあります。暑さから開放されて、食欲も出てくる時期ですが、肺をいたわるためにも
胃腸を整えてることが大切です。
とはいえ、甘いものが欲しくなる季節ですので自然のおやつを上手の取り入れて満足感を満たしましょう。
お砂糖のとりすぎは疲労感や倦怠感が出ますので、砂糖不使用のドライフルーツや焼き芋など
野菜や果物などの自然の優しい甘いものを少し摂るのがお勧めです。
UnsplashのJason Leungが撮影した写真
寒露の時期も秋野菜で免疫力Up！
秋野菜にはビタミンC、β‐カロテンなど免疫力Upに効果的な栄養が多く含まれています。
きのこやかぼちゃ、さつまいもなどの根菜類は栄養価の高い秋野菜です。旬な野菜で手軽にフードセラピーしてみましょう。
◆オススメの食材◆
里芋 （平性） 本来の旬は12月～1月ですが、夏の暑さで体力が弱っている秋に食べたい食材の一つです。
里芋の粘りは粘膜を保護して消化・吸収を高めるので、疲労回復に効果的です
しいたけ （平性） 日光を浴びるとビタミンDに変化するエルゴステリンが摂れる食材です。
脾を補う作用があるので、体力が弱っている人にもお勧めです。
かぼちゃ （温性） β‐カロテン、ビタミンEを多く含みます。脾を補う作用もあるため、疲れが溜まっている時に食べたい食材です
◆里芋の味噌グラタン◆
- さといも 300ｇ
- 合い挽き（豚でも◎）100ｇ
- たまねぎ 1/4
- しめじ 1/4
- お味噌 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
- 塩・胡椒 少々
- チーズ 適量
ー作り方ー
- 里芋は洗って耐熱ボウルに入れてラップをして600ｗで5～6分加熱
※竹串が通らなければ柔らかくなるまで少しずつ加熱する - 粗熱が取れたら皮を剥き、粗めに潰し塩胡椒をしてざっくり混ぜる
- 少量の油を入れて玉ねぎ、しめじを入れ、しんなりしてきたらひき肉を入れて炒める
- ひき肉に火が通ったら味噌と砂糖入れて、更に炒める。
- 耐熱ボウルに4をいれてざっくり混ぜて耐熱皿に入れ、チーズをお好みの量かける
- トースターやオーブンでチーズにこんがり色がつくまで焼く
ホワイトソースや乳製品をつかっていないので、手軽に作れてご飯のおかずにもなりますよ。
※使用するお味噌の塩味で砂糖や塩を調整してください。
秋の夜長はゆっくり心と身体を癒やす時間
秋に向かう寒露のこの時期は日が沈むのが早くなり、夜の時間が長くなりつつある過ごしやすい季節です。
冬のどっぷりと陰の時期ではないのでゆっくり考え事をするのにも良いタイミングです。
美味しいご飯や好きな音楽でリラックスしながらテレビやスマホから離れてゆっくり過ごしてみてください。
ただし、もしネガティブなことが頭に浮かんだら・・・
思ったこと、感じたことを否定せずに受け入れて、受け入れたら離しておわり。
「あーすればよかった」「こうしていたらよかったのかな？」など、追わないことです。
ネガティブな思いを手放したら、好きなことにゆっくり思いを巡らせてください。
UnsplashのDebby Hudsonが撮影した写真