UnsplashのAaron Burdenが撮影した写真
【小寒】1月5日~1月19日 (2025年)
胃腸を労り寒さ厳しい時期を乗り切りましょう
新年が明け、最初の節季です。
小寒から立春までの約1ヶ月間は一年でもっとも寒さが厳しくなる期間です。
冬は身体が陰気が強くなり、体が冷えたり、メンタル面でも不調が出やすいので身体を温め胃腸をいたわることが大切です。
また、中医学で「腎」と言われる部分が冷えると身体、メンタル面の不調にも繋がります。
「腎」は中医学では身体の中で最も大切なものと考えられており、腎臓だけを表すものではなく、内分泌系、免疫系、生殖器系、泌尿系や中枢神経の一部も含めて「腎」といいます。
冬の寒い時期は「腎」に負担がかかりやすいので身体を温め、胃に優しい食べ物で胃腸を労りましょう。
【小寒に食べたい物】
年末年始に暴飲暴食をして胃腸が弱っている時期でもありますので胃腸に優しい旬の食べ物を取ることを心がけましょう。
Image by Marijana from Pixabay
ー七草粥ー
小寒のはじめは、1月7日の七草粥です。
七草粥は早春にいち早く芽吹く植物の持つ生命力を取り入れ、無病息災を祈って食べられてきたものです。
おかゆは胃に優しい食べ物ですので、無病息災を願い、まずは七草粥で疲れた胃を休めてください。
※春の七草:セリ・ナズナ・ハコベラ・スズナ・スズシロ・ゴギョウ・ホトケノザ
ー自然薯ー
冬が旬の自然薯はビタミンEがの含有量が豊富で血行をよくし、冷え性や肩こりを改善すると言われています。
また、ビタミンCも豊富に含まれているため、ビタミンEとの相乗効果で免疫力を高めてくれる働きがあります。
冬は感染症リスクが高まる時期なので、食べ物も免疫力をUPするものを積極的に取るのも予防の一つだと思います。
ー柑橘類ー
冬に旬を迎える柑橘類もビタミンCが豊富に含まれているため、免疫力を高めてくれたり、コラーゲン生成をサポートする働きがあります。
また、みかんの皮は乾燥させると「陳皮」という生薬になり、疲労回復や血行促進、抗アレルギー作用など様々な効果が期待できます。
白湯やお茶に入れて香りを楽しみながら簡単に取り入れることができますので試してみてください。
【小寒に取り入れたい習慣】
ー白湯ー
身体を内側から温めるのには白湯は効果的です。
白湯は一度沸騰したお水を冷ましたものを言いますが、水道水を使用する場合は塩素などの不純物を飛ばすために、10分~15分沸かしてください。
体温より温かい50℃~60℃前後に冷まして飲むと身体を内側から温めることができ、胃腸を温め、働きを促進させ血行促進、免疫力のUp、冷え性の改善に効果的です。
Image by Mirko Stödter from Pixabay
身体に良いものを生活の中に少しずつ取り入れてみましょう。
無理せずにできる食の改善もフードセラピーの一つです!