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24節気

二十四節気【立夏】5月5日~5月20日(2025年)

二十四節気【立夏】5月5日~5月20日(2025年)

 

ー暦の上では夏のはじまり【立夏】ー

温かな優しい春の日差しが注ぐこの季節ですが、二十四節気の暦の上では夏の始まりです。

新生活から少し経ち、一息つける時期。

「陽」の気が満ち行動的になり、GWに遠出をしたりスポーツを始めたり・・・

冬にあまり外出しなかった人も何かをしたくなる時期です。

Image by Couleur from Pixabay

 

ーこの時期の心と体の変化ー

日本では【立夏】のこの時期は連休があったりして生活スタイルが乱れやすい時期でもあります。

睡眠不足などから自律神経がみだれ、不眠・憂鬱感・倦怠感などを感じることが多くなりやすくなります。

GW明けに体調がすぐれない日がつづく「五月病」もこの時期ならではの不定愁訴です。

東洋医学では、夏は「心」が重要な臓器とされています。

「心」は五臓六腑のなかでも特に大切な臓器で、精神活動や感情をコントロールします。

夏は「心」に負担がかかる季節ですので、心と身体をきちんと休めることが大切です。

また、季節の変わり目でもあるこの時期は「肝」に負担がかかりますので、労ってあげましょう。

【立夏】のキーワードは「補血」「養心」「気の巡り」

Image by Michaela 💗 from Pixabay

 

ー【立夏】の時期の食養生ー

水分補給と消化を助ける食材を積極的に摂りたい時期です。

 

【あさり】

肝に潤いを与えるあさりは不安定な心を安定させてくれます。

また、あさりは寒性ですので、体内の余分な熱からくる症状を抑えてくれます。

養生メニュー:あさりの酒蒸し

 

【よもぎ】

身体を温め血行をよくしてくれる旬の食材です。

また、よもぎの香りは気の巡りも良くしてくれますので、手に入るようでしたら

この時期に積極的に摂りたい食材です。

養生メニュー:よもぎ茶・天ぷら

 

【鶏肉】

消化吸収を助けてくれる鶏肉は様々なレシピに取り入れやすい食材です。

また「補気」「補血」にも良い食材ですので、旬の食材と併せて摂ってみてはいかがでしょうか。

養生メニュー:アスパラと鶏肉のレモン炒め

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【立夏】の時期の過ごし方

・5月5日はこどもの日ということもあり、立夏の時期は菖蒲が手に入りやすい時期です。

菖蒲湯の香りにはリラックス効果があり、自律神経を安定させてくれる効果があります。

また、血行促進にも良く、冷え性の改善も期待できます。

お家でできる簡単なアロマテラピー「菖蒲湯」を試してみてください。

 

・この時期はハーブや野菜の苗がたくさん出揃いますので、よく使うハーブや野菜を育て始めるのも楽しいと思います。

よく使う野菜やハーブが近くにあると以外と便利ですし、どんな料理に使おうか考えたり収穫時に香りを嗅いだりすることも

五感を刺激し認知症の予防にも繋がります。

 

新しい生活から一段落して疲れが出やすい時期が立夏ですので、

無理せずにゆっくり心身ともに休める時間をつくり、リラックスして過ごしましょう。

Image by Marla from Pixabay