二十四節気【芒種】6月5日~6月20日(2025年)
夏に向けての身体の準備期間
芒種の時期は梅雨入りし始める地域がでてきて曇りや雨の日が多くなります。
稲などの種を撒くのに良い時期とされる時期ではありますが、身体に湿気がたまりやすくなるのもこの時期です。
新陳代謝をよくして、身体の湿気を溜め込まないように気をつけましょう。
芒種の時期の過ごし方
この時期の養生は身体の湿気を取り除くこと。
身体に湿気が溜まると「痰湿(たんしつ)」という状態になり、身体や頭が重い状態になったり吹き出物が出たりといった症状が出てきます。
気圧の変化によるめまいや頭痛も出やすくなります。
身体の新陳代謝を上げて、余分な水分を外に出してあげることがこの時期を乗り切るポイントです。
きゅうりやズッキーニなどのウリ科の食べ物は利尿作用が期待できますので、積極的に摂るようにしましょう。
この時期に摂りたい食材
◆きゅうり ・・・身体にこもった熱を取り、利尿作用があります
◆しそ ・・・整腸作用・解毒作用
◆新生姜 ・・・冷え予防・解毒作用
【養生レシピ】
新生姜のゴロゴロガリ
生姜 150g
酢(米酢・玄米酢など) 100ml
砂糖 40g
塩 小さじ1/2
- 新生姜の皮はスプーンなどで汚れた部分を軽く落とし、さいの目にカットし塩をふり5分ほどおいておく
- 鍋にお湯を沸かし、余分な水分を取った生姜を3~5ほど茹で、ザルに上げ水気を切る
- 鍋に酢・砂糖を入れて砂糖が溶けたら火を止め粗熱を取る
- 消毒した保存瓶に水気をよく切った生姜と3を入れる。
※冷蔵庫で2~3ヶ月保存できます
※生姜はさいの目ではなく、薄切りにする場合は茹で時間は1分程度
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◆自然に寄り添う生活のヒント◆
この時期は季節の手仕事が色々あります。
梅酒・梅シロップ・木の芽・実山椒・新生姜・梅干し・・・
出回る期間が短くて、この時期しか手に入らない旬な野菜や果物を見つけて
仕込んでみてはいかがでしょうか。
以外に簡単に身体にやさしい養生食ができますよ。
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