二十四節気【霜降】10月23日~11月6日(2025年)
秋の終わりと冬の入り口
「霜降(そうこう)」とは、❝霜が降りる❞と書きます。朝夕の冷え込みが増し、木々の葉が赤や黄色に染まるころ。
済んだ空気に深呼吸すると、どこか背筋が伸びるような季節です。
自然が静かに冬支度を始めるように、私たちのからだも❝冷え❞に備えて温め、守る準備を整えていきましょう。
「温」と「潤」で守る、季節の整え方
東洋医学では、霜降の頃は「肺」と「腎」をいたわる季節とされています。
冷えと乾燥の両方が強まるこの時期は、体の内側から温め、潤いを保つことが大切。日々の食事や休養で、冬に備える❝土台づくり❞を意識しましょう。
◆身体を整えるポイント◆
・「肺」を潤す白い食材をとる(れんこん・長ネギ・白きくらげなど)
・「腎」を養う黒い食材をとる(黒ごま・黒豆・きくらげなど)
・温かいスープや蒸し料理で体を冷やさない
・ゆっくりと休息をとり、朝晩の冷え対策を忘れずに
・呼吸を深め、穏やかに過ごす時間をもつ

季節を味わう、からだ想いの食事
秋分の頃は昼夜の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい時期。温かい料理で、心と身体をじんわりと整えていきましょう。
◆おすすめの食材◆
・れんこん:肺を潤し、咳をやわらげる
・里芋:消化を助け、気を補う
・にんじん:血を養い、冷えを防ぐ
・生姜:体を温め、めぐりを良くする
~~根菜の塩麴蒸し煮
材料(2人分):れんこん…100g にんじん…1/2本 里芋…2~3個 生姜(薄切り)…1かけ 塩麹…大さじ2 水…150㎖ ごま油…大さじ2
- 根菜は食べやすい大きさに切る
- 鍋にごま油を熱し、生姜と根菜を軽く炒める
- 塩麴と水を加え、ふたをして弱火で15~20分ほど蒸し煮に
- 根菜がやわらかくなったら火を止めて、味をなじませる
塩麴の自然なうま味で、素材の甘味が引き立ちます。
冷えを防ぎ、からだを内側から整える一皿。お好みで黒ごまをふれば、腎の働きをサポートしてくれます。
器や盛り付けを秋色でまとめてみましょう。陶器のお皿や木の器に盛るだけで、秋のぬくもりが感じられます。

Елена ГлухареваによるPixabayからの画像
自然に寄り添う暮らしのアイディア
日脚が短くなり、心も少し内向きになる季節。無理をせず、心とからだをゆるめる時間を大切に。
◆自然に寄り添う生活のヒント◆
・朝晩の冷え込みが強まるので、首・お腹・足首を冷やさない
・夜は湯舟にゆっくり浸かり、体の芯から温める
・温かいハーブティーや生姜湯で、内側から「温」を補う
・落ち葉や木の実を使って、季節のアートを楽しむ(アートせラピー)
・乾燥対策に加湿器やアロマディフューザーを活用する
・早寝早起きを意識して、冬に備える体づくりを

PeggychoucairによるPixabayからの画像
からだを整え、こころを満たす秋の終わりに